静岡県のシステムキッチン交換専門店

アイ・アール・オー株式会社

• 住所
  ：静岡県浜松市中区住吉2丁目16-20
• 【リフォームコラム】

  お風呂場は家の中でも転倒の危険が高い場所です。濡れた床を歩いたり、椅子から立ち上がる際、浴槽の淵を越える際など、バランスを失いやすいため転倒には十分注意が必要です。特に高齢者は骨がもろいため、転倒すると骨折することがあり、その結果、車いすや寝たきりの生活が待っているかもしれません。さらに、頭部外傷で入院することや、湯船で溺れる危険もあります。これを防ぐために、バリアフリー化は高齢者のいる家庭にとって非常に重要な工事となります。
  マンションの場合、リフォームができるのは家事の効率を大幅に上げることができます。典型的な鉄筋コンクリート製のマンションでは、部屋と部屋の仕切り壁を取り払うことができる場合が多いです。天井を高くすることも基本的には行えますので、まずは「できること」をチェックしてみてください。一軒家の場合、マンションよりも多様なリフォームが可能です。建物の構造による制約はありますが、水まわりの設備を変更することや増設することもご希望に応じたリフォームが可能です。
  浴室に温水床暖房を施工すると、床が温かくなりますが、浴室内の気温を高めるだけでは不十分です。ヒートショックを防止するためには、床暖房だけでなく断熱工事も不可欠です。浴室の床、壁、天井に断熱材を導入し、窓は断熱機能のあるものに変更することが必要です。まず全体を分解し、パネルを新しいものに取り替えてから、浴室全体が温度差が少なく快適な空間に変わります。床暖房を取り入れるだけでなく、空間全体で断熱効果が得られるため、壁が少ししか劣化していない場合、リフォーム時には、床や壁の断熱も検討してみてください。
  キッチンは調理器具や食器が増える傾向があるので、収納スペースの設計も大切です。例えば、ガスコンロを使用する場合、IHコンロとの違いで数センチメートルの高さが異なることがあるため、天板を高く設定し過ぎると、コンロの位置も上がります。キッチンの上部に吊り戸棚を設置する際には、キッチンのカウンタートップとの距離を確認してください。さらに、流しでの使い心地も大切です。作業が難しくなることがあります。ただし、間隔が狭くならないように棚を高くしすぎると、手が届かなくなる場合があり、収納物が見えなくなるなど、利用しにくくなります。
  通常、コミュニケーションは居住スペースで進めるものと思いますが、たまには施工関連の場所へ足を運び、話し合いをするのも一考です。例として、システムキッチンのような器具を直接確認できたり、リノベーションで使用する素材や色相の実物確認が可能となります。その上、オフィスの綺麗さや、社員がどれだけ誠心誠意業務に取り組んでいるか、電話応対の品質など、新しい情報が得られることも考えられます。業者の選定をする時、ただ知名度や大手企業であることを重んじるのではなく、信頼性や相性、そして希望するリモデルに関する適切な提案と技術力を重視して選ぶことが重要です。
  リフォームの際のポイントは「戦略的思考」です。人の一生には様々なフェーズがあるように、家もまた変化の過程を持っています。どんな時点でリフォームの起点が訪れるのかをしっかりと予測しておく必要があります。その場の感じで進行すると、無意味な支出が増える上、無統一な改築結果を生むリスクも存在します。一軒家や高層住宅に関わらず、家を所有することは終点とは言えません。リノベーションを介して、その住まいでの長い生活の開始と考えることが重要です。