イソフラボンの効果効能

サプリメントや美容液にも含まれているイソフラボン。特に大豆イソフラボンは有名ですね。
イソフラボンは大豆や葛などのマメ科の植物に多く含まれているポリフェノールの一種で15種類ほどの成分の総称です。
イソフラボン自体は影響を与えませんが、イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンに似ているため、体内のエストロゲン受容体に作用して、女性ホルモンに似たはたらきをします。この効果からいくつかの効能が分かってきました。
今回はその効能について大きく4つに分けてご紹介します。

高い美容効果

年齢を重ねるにつれ気になってくるシミやしわ、たるみ、そして髪のパサつきなどは女性ホルモンの減少が大きく関わっています。イソフラボンには肌や髪に潤いと弾力を与え、肌本来の明るさも取り戻してくれる力があります。

身体の不調の改善

女性は更年期に入ると肩こりや頭痛といった身体の不調や憂鬱間やイライラといった精神の不調も出やすくなってきます。そこで女性ホルモン様のはたらきをするイソフラボンを摂取することによってこれらの不調を緩和してくれます。
また、イソフラボンは血流を良くしてくれる働きもあり、冷えや肩こりの改善にも役立ちます。その他、生活習慣病の予防についても血中コレステロールやインスリンの正常化等、女性だけではなく男性にも有効なはたらきをしてくれます。

抗酸化作用

体内で作られた活性酸素は本来なら細菌やウイルスを除去してくれる働きがありますが、増えすぎると私たちの正常な身体の細胞を傷つけて悪影響を及ぼしてしまいます。そこで、イソフラボンの中のゲニステインという成分はこの活性酸素を正常な量に調節してくれる働きがあります。また、このゲニステインは抗ガン作用もあるという研究の結果が出ており、ガン細胞が細胞死(アポトーシス)するように誘導したり、ガン細胞が栄養を得るための血管が作られるのを抑制する効果があるそうです。

骨粗しょう症の予防

私たちの骨は古くなった骨を破壊し、新しい骨を作るという作業を繰り返しています。しかし、閉経、更年期障害を迎え、ホルモンバランスが崩れてしまうと、血中のカルシウム量が低下してしまい、それを補うために骨からカルシウムを血中に送ってしまいます。これによって骨粗しょう症になってしまうのです。そこでイソフラボンの摂取によって骨からのカルシウムの流出を防ぎ、骨に充分なカルシウムが行き届くようにサポートしてくれます。

正しく取り入れて素敵な身体に

以上がイソフラボンの効果と効能になります。しかし、効果を早く得ようとしたり、倍増させようとしてイソフラボンをたくさん摂取すればよいというものではありません。イソフラボンには副作用があります。適量を守って取り入れてくださいね。